英語の発音をよくする方法/ 初心者の心得としての英語の発音をよくする方法〜基礎知識その3
こんにちは。英会話講師のエリーグレースです。
英語の発音をよくする方法/ 初心者の心得としての英語の発音をよくする方法〜基礎知識その3をお話します。
英語の発音に関しての基礎知識のシリーズ3回目です。英会話初心者に向けての内容をお送りしています。
初心者と言えども、それぞれの考える初心者の域が違うので、ここでは中1から中2で学ぶ内容を土台とした会話力とします。それでも、基本的な日常会話や海外旅行は十分に楽しめるレベルです。
私は、そのレベルの方を対象とした英会話を教えています。
その基礎の英語の土台作りが終わったら自分が思っている以上に英語が話せるようになるので、ぜひ楽しみにしていて欲しいと思います。
それぞれの「初心者」の捉え方が違うという意味は、ある方はなんとか挨拶くらいはできるかなという方から、短い文章をつなぎながらも外人さんとお話しできるというレベルの方もいるし、さらにもっと上の方もいる、ということ。でも、みなさん「初心者です」と言います。
つまり、一概に初心者と言えども、それぞれの考える初心者の定義が違うので、同じくくりにはできないのです。
でも、英語の発音に興味がある方は、英語の勉強が少し進んでいる方かな、と思います。少しやってみたけど満足しない、もっとうまくなりたいという向学心のある方ですね。
そういう方にこそ、これから話すマインド(心得)は重要になると思います。
このブログでは、英語の発音を上達させたいけれども、
なかなか英語を使うきっかけがつかめず、街で外人さんに声をかけたいけどかけられない、
あちらから話しかけられたけれどもうまく会話が続かないで困っている、
という方に向けてのお勧めの方法をお伝えします。
目次
1.英語の発音をよくする方法を知る前に身につけるべきマインドとは?
英語の発音をよくする方法を知る前に身につけるべきマインドというものが、あります。
英語の発音をよくする方法と聞いて、詳しい発音の記号解説やマニュアルみたいなものを期待されるかもしれません。そして読んだら即実践できるようなものを。
しかし、このブログでは実際の発音練習やらトレーニングに移る前に、まず最初にしっかりと初心者が持つべき英語の発音に対するマインドを身につけることをお勧めしています。
実践の細かい発音練習は、次の段階にしましょう。
なぜか?
マインドさえしっかりしていれば、どんなものを身につけようともくじけずに目標達成出来るからです。
これは、もちろん英語だけに限ったことではありません。しかし、どうも英語を学ぶというと、ずっと中1からやっていたけど苦手だったし、、、と最初から壁を作っている人が多いように見受けられます。
とてももったいない、と思います。
そもそも、あなたの英語を話せるようになる目標とか目的は何でしょうか?
ただ、英語の発音がきれいになり、カッコよく話したいだけ?
海外旅行がちょっとできたらいいな、と思うだけ??
ではないですよね?
たとえ、漠然と英会話を習いたいと思っていたとしても、あなたの心の奥底には必ず向上心があって、潜在意識的にあなたの夢の実現に繋がっているはずなのです。
だから、個々の英語の発音はうまくなるにこしたことはありませんが、もっと英会話が繋がるように、コミュニケーションが深まるように、会話が流れるように進展していく方を重要視して欲しいと思います。
つまり、英語の発音の上達方法はその一過程であると捉えてくださいね。実は、たった一つの側面なのです。
2.英語の発音を気にせずとも外国人を見かけたら話しかけられるフレーズとは?
英語の発音を気にせずとも外国人を見かけたら話しかけられるフレーズがあるんですよ。
まさかあなたは、英語の発音が十分にうまくなってから実際にネイティヴと話そう、、、なんて考えてはいませんよね?
英会話の上達には、習ったら慣れろ、習ったら慣れろの精神が一番効きます。日本人以外の外国人たちの語学習得方法がそうなのです。
もちろん英語の発音がうまいことにこしたことはありませんが、まずはすぐにでも実践したいという方にお勧めの方法があります。
英語の発音を気にしなくても通じることでもって、実際にネイティヴに話しかけてどんどん慣らしていく、というやり方です。
最初はぎこちなくても、何度も話しかける機会を作っていくうちに、とてもスムーズに楽しんでやれるようになっていきます。
2-1.英語の発音の初心者用実践編
英語の発音上達のために実践したいという方に向けて、初心者用実践編です。簡単な声かけフレーズを教えます。
これを練習して、それこそ「ゲーム感覚」で街で見かける外人に声をかけてみてはいかがでしょうか?
英語初心者さんは、とても恥ずかしがり屋さんが多いので、克服する方法の一つです。私の初級クラスの生徒さんたちに、最初に必ず指導する内容です。
今、日本には大勢の外国人旅行者がいるので、積極的に声をかけて、“Welcome” 「ウェルカム」の気持ちを伝えましょう。
そして、あなたのシャイな気持ちを取り去るように、いわゆる練習台になってもらうのです。
まずは、外人さんと目があったら、そしてその人が感じ良さそうだったら、すぐにこう挨拶しましょう。
あ、誰でも彼でも声をかけるってことではありませんよ(笑)。
やはり、この人となら話せそうかな?とピンと来る方に声をかけるということです!
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“Hello. How are you?”
「ハロー、ハウアーユー」
え?“Hello” だけじゃないの? “How are you?”も一緒に言うの?
はい、一緒に続けて言ってください。
“Hello. How are you?”
“Hello” だけだと、日本語でしたら「こんにちは」って言うより、実は「ちわ〜!」とかいう感じのとても軽い声かけみたいに聞こえるのです。
そうすると、すぐにまた、たった一言“Hello” って返って来るだけで会話がちっとも進展しません。そこで会話がボチッと途切れてしまうのです。
まるで自動的な挨拶返しのようですね。
お相手にしたら、こちらはただ挨拶しただけなのか、それとも少し話をしたいのか、その意図がこのハローだけではわからないですよね。
「こんにちは」→ 「はい、こんにちは」ってなものです。
でも、“How are you?”をくっつけると、あら、不思議!とてもフレンドリーに変化しますよ。あなたと話したいかな、という雰囲気に変わります。
日本語でしたら「ご機嫌いかが?」ですから、それに対して必ずこたえが返ってきます。
一般的には、
“Fine, Good, Great, OK”
のいずれかを言うでしょう。今は、 Goodだけの人が多いですよ。
それから、同じように“How are you?”って聞かれるので、それにも同じように応えてくださいね。
実は、いまどきの英語の挨拶は、親しみを込めて “Hello. How are you?” が常識になってきています。
これで私たちの「こんにちは」と親しい人に挨拶するような意味に相当します。ぜひ覚えておいてくださいね。
実際に私は、ニューヨークのお店に入るとすぐに店員さんからこうやって呼びかけられるし、また、友人からの紹介の方とか、近所で出会う人たちと気軽にこうやって挨拶しているんですよ。
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さて、次に、「どこから来たの?」と聞いてみたいですよね?
“Where are you from?”
そうすると、お相手は国名を言うので、それには “Good”とか“Great” と返してあげましょう。
“Good”とか“Great”は、軽い相槌のようなものなので、 「あら、そうですか。」「それは、よかったですねぇ」というポジティブな意味が含まれていますから、いろんな場面に使えます。
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では、次は「日本は初めて?」と聞いてみましょうか。
“First time in Japan?”
「ファースト・タイム・イン・ジャパン?」
イントネーションは、最後が少し上がりますよ。軽い疑問形なので。
そうすると、お相手は「はい、そうです。」とか「2回目です」とか回数を言ってくると思います。 2回目は、“Second time” とか “Two times” などと言います。
その回数の場面では、こちらが初心者だとわかるものなので、多分、手を使ったりジェスチャーが入るのでわかると思いますよ。
後は、日本で京都に行ったとか、これからどこそこに行くとか、続けて話すかもです。でも、地名が入ればわかりますよね?
ただあなたからの相槌は、“Good, Great, Nice” のいずれかを言いましょう。 英語の褒め言葉が、相槌代わりになります。面白いでしょう?
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そして、最後の締めの言葉は、
“Have a nice day! Bye.”
「ハブァ・ナイス・デイ。バーイ」
日本語では、「よい一日を」の意味ですが、英語ではもう別れ際の挨拶言葉になっています。気取らずにスラッとこのフレーズを言ってあげてください。
“Have a nice day!”
私の大好きなフレーズです。とてもいい言葉だな、と思います。
ちなみに、最後の“Bye”ですが、「バーイ」と1回だけ言います。
“Bye-bye”「バイバイ」ではありません。これは赤ちゃん言葉になりますから、大人には使わないようにしましょう。ご注意くださいね。
それも最初の“B”に強勢を置いて、 “B’bye” と発音するのがポイントです。
英語では非常によく使われる表現は、短縮形になるのが多いです。
でも、“B’bye” と短縮形で相手に言っても失礼ではないですか?と思われるかもしれませんが、丁寧さに欠けることはありませんので、ご心配なく。
たった一言、“B’bye”
英語の発音練習も兼ねて、このフレーズ例をまとめたものを簡単動画にしてみました。
実のところ、全てあまり発音を気にせずとも通じる英語ですから、ちょっと練習したらすぐに使えるようになります。
その際に、「えっ?できるかな?挨拶はできるにしても、相手がどんなことを返してくるかわからない。それに応えられないから、、、難しい」とは、決して思わないように。
もし応えられないとしても、それは失敗でも、恥ずかしいことでもありません。ニコニコと笑顔で、最後は、“Have a nice day! B’bye.” と締めくくればいいのです。
だって、あなたは英会話を学び始めた初心者なのですから。
それこそ「ゲーム感覚」でどんどん実践して、英語に対する躊躇するマインドを払拭してください。
日本に来ている外国人旅行者は、日本のあちこちの街角で「ウェルカム」のメッセージを受けたら嬉しいはずです。あなたが外国に旅行したら、そう思いませんか?
街の人が優しく声をかけてくれたり、親切に教えてくれたりしたら、旅の思い出も増えることでしょう。
だから、練習を兼ねた声かけは面白いしまた楽しくなるから、その後の英語学びが加速すると思います。もっとやってみようって気になると思いませんか?
2-2.英語の発音練習に最適 : 6分動画で学ぶ簡単会話フレーズ例
文章で説明しただけだとわかりにくいと思うので、英語の発音練習も兼ねて動画を見ながら進めてみましょう。6分間動画にまとめました。
英語の発音といっても、それほど気にしなくても通じる英語です。初心者は、まずはここから攻略してみましょう。
Let’s try!
3.英語の発音をよくする方法としてお勧めの捉え方
私のお勧めする英語発音上達の捉え方があります。私の生徒さん全員に必ず言うことです。
いいんですよ。ぎこちなくても、発音に自信がなくても。とにかく英会話初心者だって、堂々としていてください。
誰だって、何だって、始めたばかりのものはエキスパート並みにできるものじゃない、という開き直りがあっていいのです。いや、むしろ日本人には、それがとても必要です。
私は、ニューヨークに長く住んで思いますが、NYは人種のるつぼだからあちこち外国人だらけ。それは、ネイティヴではない人たちの意味です。
特に、南米からの移民が多く、下働きでNYで生活して本国にお金を送っている人の割合が高いのです。
南米だからスペイン語訛りの英語で、文法なんてそっちのけでもどんどん話しています。生活がかかっていますからね、たくましいですよ。自分の英語が下手だっていう概念がないのでは??と思うくらいです。(笑)
どうして、日本人だけは「英語は下手だから。うまく話を繋げられないから」と言って、いや、勝手に思って、躊躇することがあるのでしょう。
私が推察するに、
きっと、自分としては「中1からずっとやっていたのに、こんなに苦手。出来ない。。。」と言う引け目を心のどこかに隠し持って感じているから、、、
なんて思うのですが。
どうでしょう?
もう中1から勉強したって思わなくてもいいかもしれません。
だって、あれは受験英語だったから英語を実際に話せるようになるトレーニングではなかったわけで、仕方がありませんね。
あのやり方を何十年やったとしても、決して英会話ができるようにはならないのですから。(断言します!)
私の生徒さんのRさんが、とてもいいことを言いました。先日、お店に寄った時に外人さんが何か迷っている様子だったので、「ハロー!」と声をかけたそうな。
もちろん、私が教えた通りに“Hello. How are you?”
Rさんは、今、一生懸命やり直し英語をやっていて「ラジオ基礎英語1」を毎日聞いているところです。だから、まだまだ初心者さんですが、とにかく実践すると決めて、とっても積極的に声をかける態度に変化させた方なのです。
習ったことは使わなくちゃ、と言うマインドで今回も感じが良さそうなご夫婦だったからヘルプしてあげようと思ったそうです。
英会話初心者でも知っている単語を使おうとする意志だけで十分に通じるものです。だいたい言っていることがわかり、節分用の豆を買いたいとわかったから教えてあげたらとても喜ばれたと。
それで、「どのくらい習っているの?」
“How long have you been studying English?” と聞かれたそうなので、
(注: これは、彼女は多分こう聞いているだろう、と話してくれたから、私が英文を作りました。この英語は中3で習う現在完了進行形というものなので、まだ初心者さんには難しいですね。)
彼女の答えは、 “3 months.” =「スリーマンツ」=3ヶ月
そうしたら、とてもびっくりされて、またすごいね、と褒められて「上手、その調子だよ、」と言われたそうです。
もちろん全て言っていることが理解できたわけではなかったにしても、実際に会話をしているとだいたいの意味が取れてくるものです。
Rさんは、また一つ自信をつけることができました。「オーストラリア人のご夫婦と会話できました〜!」と喜んで報告してくれました。知っている単語を使って、私にも英語で説明をしてくれるくらいです!
この度胸と積み重ねがすごいことになりますね。確実に上達していくのを見るのは、とても嬉しいです。
ここでのポイントは、Rさんが『たったの3ヶ月』ととっさに言ったこと。
よく、言った!!偉い!
彼女が私のところで本気でやり直し英語を始めたのが、そう、3ヶ月前なのです。いわゆる実践英会話ですから、以前学校で学んだものとは違ってとても新鮮だとのこと。
だから、もしあなたが英語の初心者さんでも本気出してやる気を持って英会話実践をまだやり始めていないとしたら、、、
言うまでもなく、そのようなしゃべる訓練をしていないわけなのだから、うまく出来なくて当然ですよね?
もし中1からやっているとして、正直に●年、いや●十年(笑)と言ったら、むしろ不思議がられます。日本の英語教育法を知らないのだから。
反対に、私たちにしても外国人が「ワタシ、ニホンゴ20年勉強してるよ」とか言って、ほとんどこちらの言っていることが理解できないとしたら、、、ん???ですよねー。
13歳から始めて20年としたら33歳です。「立派な社会人に見えるけど、、、この人、何言ってるの?」状態だと思いませんか?(笑)
それと同じです。勉強法が間違っていたとしたら、何年やっても出来ません。しょうがないです。話せるようになるトレーニングをして来なかったのですから。
そうしたら、やろうと思って、また始めることです。語学は、やればやるだけ伸びるものなんですよ。だからきちんとやれば大丈夫です。
英語を学ぶマインドのことは、大変重要なので、こちらの記事「英語の発音のコツ/ 難しいと感じる人のための英語の発音〜基礎知識1」でもお伝えしています。
今回のこの記事からは、英語の発音練習も兼ねて、せめてこの4文を綺麗に言えるようにしましょう。
スラスラっと、いつでも言えるようにするだけで、声かけのタイミングやパッと外人さんと目が会った時に対応できるようになります。
- “Hello. How are you?”
- “Where are you from?”
- “First time in Japan?”
- “Have a nice day. B’bye.”
4.まとめ
英会話初心者さんでも、英語の発音に興味があるという方は、英語の勉強が少し進んでいる方かな、と思います。でも、実際に英語で話しかけるのを躊躇する方が多いです。
実践として、習ったら慣れろの精神でどんどんと積極的に声をかけながら練習していく方法をお勧めします。
それには、最初はあまり英語の発音を気にしなくても話せるようなフレーズを覚えて使えるようになりましょう。
- “Hello. How are you?”
- “Where are you from?”
- “First time in Japan?”
- “Have a nice day. B’bye.”
これらを練習して、それこそ「ゲーム感覚」で街で見かける外人に声をかけてみてはいかがでしょうか?
英語初心者さんは、とても恥ずかしがり屋さんが多いので、克服する方法の一つです。
もしあなたが英語の初心者さんでも本気出してやる気を持って英会話実践をまだやり始めていないとしたら、、、言うまでもなく、そのようなしゃべる訓練をしていないわけなのだから、うまく出来なくて当然のことです。
英語(語学)は、やればやるだけ伸びる科目と言われています。
今までは英語を話すトレーニングをして来なかっただけなので、これからだって、いつからだって始めれば大丈夫です。
今回の簡単フレーズ例がお役に立てると嬉しいです。ここでご紹介した以外にも、簡単でも覚えておくと効果的な表現法などがあります。
英語学びの基礎レッスンの一つとして、ご興味の方はぜひお読みください。
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また次回以降も、英語の発音についての記事を基礎シリーズとしてご案内いたします。どうぞお楽しみに。
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